2009-06-28

個展「教」について

7/3からの個展、『教』について。

変形合体というシリーズでは,ロボットが変形する様子を描く事で,物事は常に変化し、またあたらしいものが生まれくるという考えをもとに様々な事柄を表現しました。

今回は今までの人生を振り返って「自分自身とは何か?」という非常にストレートでシンプルなテーマのもとに作品を制作してきました。

作業としては、自分を形成している要素、より強く影響を受けたものや,感覚を幼少期までさかのぼっていき,さらに今の自分と比較しながら、現在の自分がいったい何を表現するのかという試みです。

常々、絵には時間や空間を超えた、「あってないもの」という感覚があります。
あってない一瞬(景色)の感覚を切り取って、平たく形づくった物質が自分にとっての「絵」です。

今回、展示する作品の数は5点のみです。
無心で思うがままに描いています。

最後の一枚が出来上がったとき、自分の中ですべての作品が完成し、本当の意味で今回の展示で、何を表現したかったのか決まるような気がしてます。

つまり、まだ出来ていないのですげー焦ってます。